INTERVIEW

アース製薬が目指す
社会貢献のカタチ

マーケティング
2021年入社

社会との協働を推進するフィールドマーケティング部
アース製薬の持つリソースで、社会課題の解決を目指す

私の所属するフィールドマーケティング部には3つの課があります。社内・社外へ向けた教育と商品についての研修や医薬品・農薬の管理を行う教育啓発企画課。様々なイベントを通じて生活者の方へ啓発活動を行うF2F(Face to Face)リレーション課。そしてもう1つが、私の所属している自治体と包括連携協定を結び、自治体における社会課題の解決に貢献するリージョナルリレーション課です。みなさんが「マーケティング」と聞いて想像するブランド戦略や宣伝を担当する部署もありますが、アース製薬にはフィールドマーケティング部という生活者へ直接当社商品の良さを伝える部署もあります。

その中でも私が担当しているのは、全国各地の自治体と包括連携協定を結ぶ業務です。協定を結んだ自治体と連携して、社会課題の解決に貢献することがミッションです。アース製薬では数年前から本格的にスタートした取り組みで、現時点(2023年10月)で連携協定を結んでいる自治体の数は17件になりました。いくつかテーマがあり、保健衛生、教育・文化・スポーツの振興、防災といった分野において、アース製薬の事業領域で地域の課題を解決するという取り組みを進めています。

たとえば、近年虫が媒介する感染症が社会問題になっており、蚊やマダニが媒介する病気で亡くなってしまう方もいます。そこで私たちが行っているのが、感染症予防の啓発活動です。自治体が主催するイベントに「虫ケアステーション」というブースを出展して、感染症のリスクや対策を分かりやすくお伝えし、虫媒介感染症の予防を啓発しています。更にこのブースでは、虫よけ剤の正しい塗り方もお伝えしております。

また、自然災害が起こった時の支援も実施しております。「衛生用品防災備蓄自動販売機」という、飲料・食品に加えて、マスクや洗口液・除菌剤、非常用トイレなどの衛生用品を災害時に無償で提供する自販機の設置を進めています。グループ会社の大塚ウエルネスベンディングと連携し、自治体へ提案しています。教育分野では、例えばスーパーサイエンスハイスクール*指定校とは、蚊の生体を使った実験を通して、虫に関する知識を伝え、課題研究へのアドバイスを提供しています。
*文部科学省が指定する、科学技術や理科・数学教育を重点的に行う高校

SDGsが見据える2030年のゴール達成に貢献するために
既存の取り組みの拡充と、新しい企画立案の両輪で邁進したい

日用品メーカーにおいては自治体との包括連携協定を積極的に推進している企業は、それほど多くありません。アース製薬は元々、「自社の持つリソースや事業の強みを活かして社会課題の解決に貢献する」CSV(Creating Shared Value)という方針を掲げていて、我々のチームの取り組みもその一つです。現代は社会課題が複雑かつ高度化しており、自治体のリソースだけでは解決できないものも少なくありません。社会課題を解決に導くためには、民間企業のリソースを如何に活用するかが鍵になると思っています。

最初はアース製薬の本社がある千代田区と協定を結び、続いて工場・生産拠点のある兵庫県の赤穂市など、アース製薬と直接関連のある自治体を中心に進めてきました。現在は兵庫県や徳島県といったアース製薬にゆかりのある地域だけでなく、宮城県や大阪府といった都道府県、さいたま市や広島市などの政令指定都市とも協定を締結しています。SDGsでは2030年をゴールに見据えていますから、さらにスピードアップさせていく必要があると考えています。

最近ではさらに新しいチャレンジとして、兵庫県と産官学の連携もスタートしました。背景にあるのは、兵庫県が抱える大学生の歯科健診受診率が低いという課題です。大学内に洗口液の啓発ブースを出展して、学生の皆さんにオーラルケアの重要性を理解していただくイベントを実施しました。自分の考えた新しい企画が形になって、しかも現場では学生や地域の方々から直接感謝の声をいただくこともあり、社会貢献に役立っていると実感しております。この仕事は私にとって、とてもやりがいのある仕事です。都内にある自治体の東京事務所と連携した事例もご紹介いたします。県産スイーツなどをアース製薬社内のカフェスペースで購入できる「県産品フェア」も実施しました。自治体としては、東京でもっと地域の知名度を上げていき、地域の特産品や観光情報のPRにつなげることが目的です。アース製薬としては従業員への福利厚生の一環として提供しております。

こうした実績を着実に積み重ねることで企業価値を高め、より良い社会に近づいていくと私は信じています。アース製薬やグループ会社には豊富なアセットやノウハウがありますから、私自身もまだ気付いていない連携方法がたくさんあるはずです。これからも、自治体が抱える課題を解決に導くために、従来の手法を拡大させることと同時に、新たな企画にも積極的に取り組んでいきます。

民間の立場から社会貢献に取り組みたいという熱意を持つ人へ
他の場所では味わえないやりがいと醍醐味がここにある

今は本当に仕事が楽しく、毎日が充実しています。私は薬剤師の資格を持っており、アース製薬に転職してきた直後は社内向けの学術教育や資料作りを担当していました。もちろんそれも重要な役割ではあるのですが、個人的には自治体や生活者と直接コミュニケーションを取れる仕事にやりがいを感じています。フィールドマーケティング部はお客さまと直接対面する唯一のマーケティングチームなので、そういったところに興味を持てる人にも向いているかもしれません。あとはやはり、当社が持つリソースや製品を駆使して自治体の抱える課題を解決するという仕事そのものも、他部門ではなかなか味わえない醍醐味があります。しかもそれを、自分自身のアイデアや企画を基に形にして、自治体と直接交渉しながら進めていくことができる。裁量の幅が大きいことも、ここで働く魅力の一つです。

民間の立場から社会貢献に取り組みたいという熱意を持った方と、ご一緒できれば嬉しいです。強い思いを持った方ならいつでも歓迎です。私たちの目指すゴールは社会課題を解決し、地域社会に貢献し、アース製薬のファンを増やすことです。つまり、CSVの一翼を担うことです。自治体やNPOとの連携を通じて社会貢献の醍醐味を味わいたいという方には、ぜひフィールドマーケティング部を視野に入れてほしいです。

ある1日のスケジュール

出社
スケジュールの確認やメールの返信
デスクワーク
自治体との連携で実施する啓発活動について検討
打ち合わせ
自治体とオンラインでの打ち合わせ (今後の連携活動のついて協議)
イベント準備
連携イベント等で使用する資材・荷物を準備し発送
社内ミーティング
課でのミーティング。進捗や事例を共有。課題があればこのときに相談。
昼食
持参のお弁当をアクトカフェで!
打ち合わせ
自治体とオンラインでの打ち合わせ (包括連携協定の締結に向け協議)
退社
お疲れ様でした!
9:00
出社
スケジュールの確認やメールの返信
10:00
社内ミーティング
課でのミーティング。進捗や事例を共有。課題があればこのときに相談。
11:00
デスクワーク
自治体との連携で実施する啓発活動について検討
12:00
昼食
持参のお弁当をアクトカフェで!
13:00
打ち合わせ
自治体とオンラインでの打ち合わせ (今後の連携活動のついて協議)
15:00
打ち合わせ
自治体とオンラインでの打ち合わせ (包括連携協定の締結に向け協議)
16:00
イベント準備
連携イベント等で使用する資材・荷物を準備し発送
17:20
退社
お疲れ様でした!

※記載の所属・業務内容は取材時点の内容となります。

休日はどう過ごしていますか?

家族と共に自然にふれあいリフレッシュ!

休日は家族といっしょに外出して、リフレッシュしています。自然とふれあうのが好きなので、公園に行って砂遊びしたり、虫取りしたり、アスレチックで遊んだりしています。夏場は休日も、サラテクトが手放せません。
大きな公園に行くと、自然がいっぱいでめちゃくちゃパワーを貰えます。写真は埼玉県にある国営武蔵丘陵森林公園のケイトウ花畑、オススメです!!

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