お客様目線での
楽しい売場を創る

現在、東京エリアで企業を2社とホームセンターを中心に約10店舗を担当しています。さまざまな企画やポイント施策、売り場のレイアウトなど、少しでも多くアース製品を取り扱っていただけるようにバイヤーや店舗の担当者と交渉するのが主な仕事です。売り場では季節に合わせた提案をし、虫ケア用品だったら夏のシーズンに向けて１～３月から打ち合わせをして企画を決め、準備をし、立ち上げ日になったら陳列やディスプレイも担当します。虫ケア用品でも地域や時期によって出てくる害虫は異なりますし、駆除剤、忌避剤とお客様のニーズも月ごとに変わるので、バイヤーや店舗の担当者と密にコミュニケーションを取りながら最適な製品提案をしていきます。

お客様は目につく売り場でないと製品自体に気づいてくれません。膨大なアイテムがひしめく売り場の中でいかにタイムリーにその製品を目立たせるかがポイント。「寒いのでカイロの隣に入浴剤を置いてみよう」とか「洗濯物を干す時に網戸から虫が入ってくるのが嫌だから、洗濯用品のところに虫よけを置いてみよう」など、お客様の目線に立って自由に提案できるので楽しく仕事をしています。

また、資料を持って打ち合わせに行き、商談後は卸との打ち合わせも行います。管理店回りや会議、資料作りに専念する日、また、力を入れたい製品の企画を上司に相談する時もあります。日々忙しいですが、今日は資料作りに集中する日、別の日は管理店回りをするというように、臨機応変にやっています。

入社１年目のことです。資料を持参して虫ケア用品の売り場提案に出向いたところ、「根拠がないので無理！」と店舗担当者に即却下され追い返されました。悔しかったので資料を作り込んで持っていくと、「今、忙しい。時間がないので無理！」と、またも追い返されました。それから全くアポを取ってもらえなくなって…。
もう、どうしよう！という感じで、その店舗のパートさんや担当者の上司の方にも相談させていただいて、アポだけは何とか取ることができました。
そして約束の日、資料作りにも念には念を入れ、今度こそは！と万全の状態で臨んだまではよかったのですが、「無理！まだ売り場が決まっていない」と、これまた提案を受け入れてもらえませんでした（涙）。

本当に悔しくて、「絶対にうんと言わせてやる！」って決意しました。でも、考えられる策は出し尽くしているんですよね。もう自分一人ではどうしようもないと思って上司に相談すると、「ここで諦めたら終わりだから、もうちょっと頑張ってみな」とアドバイスをいただき、EMAL*の方にも温かい声をかけていただいて、「自分一人じゃない。みんなに支えてもらっている」と気持ちが軽くなって、力が湧いてきました。それまでの約１ヶ月、担当者に話もしてもらえず悶々としていましたが、もうひと踏ん張りしようと気持ちを切り替えることができました。

その後、アポが取れたので新たなデータと提案を加えて持っていくと、そこでやっと話を聞いてもらえ、「熱意に負けたよ」と最終的には売り場をもらえましたが、スケジュールは押しに押し、売り場が決まって期限ギリギリで立ち上げることができました。

あの時の達成感、やりきった感は格別でした！　頑張り続けて本当によかったと思いましたし、担当者も「根性あるね、これからもよろしく」と認めてくださり、それからはいい関係になりました。

アース製薬では、コミュニケーションと人と人の関わりを何より大切にしていると思います。一緒に働く上司や同僚がとにかく心強いです。もちろん、社内だけでなく、お取引先とも深く濃い関係性を築けていると思います。これからも「人」との繋がりを大切にしてアース製薬にとっても、お取引先にとっても最高の提案をお届けできるように頑張っていきたいと思っています。社内では女性の営業も増えていますし、子育てしながら頑張っている先輩方もいらっしゃいます。日用品を買うのは圧倒的に女性が多く、女性だからこそわかる製品が多いことも強みになります。私の場合、プライベートで買い物していても「この人は売り場のどこに反応しているんだろう」という目線で見てしまい、ほとんど職業病になっています（笑）。