トップメッセージ
社会課題の解決と持続的な成長を目指して、
「人」を起点に変化の時代をしなやかに乗り越える

アースの経営の根底にあるのは「人」とのつながり
創立100周年を迎える2025年、当社は中期的な成長方針のもとで着実な成長を続けてきました。
一方で、気候変動や社会構造の変化など、事業を取り巻く環境はこれまで以上に不確実性を増しており、従来の延長線上として対応することは、ますます難しくなっていくでしょう。
厳しい状況の中、事業を継続・成長させていく上で最も重要なのは「人」です。
当社はこれまでも、「人がすべてである」という考えを大切にして歩んできました。
当社が持続的に発展していくためには、従業員の心身の健康を原動力とする「健康経営」を推進し、一人ひとりが生き生きと輝く「ウェルビーイング」を実現することが不可欠です。
従業員やお客様、お取引先を含め、すべてのステークホルダーと手を取り合い、ともに歩みながら成長していくことが、その強固な礎になると考えています。
これからも多様な価値観を取り入れ、挑戦と経験を積み重ねながら柔軟な対応力を養うことで、さらなる発展を目指していきます。
事業が持つ社会的役割はより多様化していく
当社の事業の本質は、人々の暮らしの中にある「不快」や「不便」を解消し、より快適な生活を提供することにあります。虫ケア用品などの製品を通じて、人々や社会の悩みに応え、その解決に貢献することが私たちの役割であり、提供価値です。事業活動が社会課題の解決に直結しているという意味で、当社にとってサステナビリティは特別な取り組みではなく、企業活動そのものだといえます。
お客様からの声や販売実績は、当社の提供価値が受け入れられているかを示す重要な指標です。売上やシェアの伸長は、不快や不安の解消に貢献できている結果であり、私たちはそこに確かな手応えを感じています。
社会におけるニーズは常に変化しています。地球温暖化による気候変動や感染症リスクの高まりにより、人々の暮らしに影響を与える要因は複雑化しています。また、国内では人口減少や少子高齢化が進み、海外では人口増加や衛生・健康に関する課題が顕在化しています。こうした中、当社が解決できる領域を見極めながら、国内外の特性や課題に応じて取り組みの幅を広げ、不快や不安を解消する価値を提供し続けることが重要です。
「環境」と「人」はサステナブルの軸
気候変動や自然環境は、当社において切り離せないファクターであり、事業と環境保護の両立から課題に向き合う必要があります。こうした認識のもと、CO2排出量削減を中心に、環境負荷の低減に取り組んでいます。
サプライチェーン全体での人権への配慮も重要なテーマです。サプライヤーに対する人権基準の設定やアンケート・監査を通じて実態を把握し、改善につなげる取り組みを進めています。また、内部通報制度の整備と周知も徹底しています。
2026年3月より、サステナビリティ推進部をCEO直轄部門としました。経営の根幹にあるテーマとして、その取り組みをさらに強化し、スピードアップさせていくことが目的です。第三者機関による評価を取り入れながら、進捗を客観的に把握し、継続的な改善を図っていきます。
当社グループはグローバルに展開しており、そのポテンシャルは大きなものがあります。サステナビリティに向き合う上でも、グループとしての一体感とともに、多様な人材が持つ異なる価値観や経験を尊重していきたいと考えています。強みと弱みを組み合わせ、新たなアイデアを生みだし、より実効性の高い取り組みへとつなげていきます。

AIと人の力から成長の好循環へ
人材活用において、デジタルへの意識は欠かせません。AIやDXの活用により生産性向上と効率化を図り、人員増に依存しない成長モデルの構築を進めています。一方で、環境変化に対応する主体はあくまで「人」です。人材育成を経営の基盤と位置付け、スキルだけでなく考え方や価値観を含めた成長を重視しています。自ら課題を見つけ、考え、行動できる人材こそが、これからの時代を支えていくのです。
社員一人ひとりの成長が企業の成長につながり、それが社会への価値提供へと結びつく。この好循環を生み出しながら、当社はこれからも人々の暮らしに寄り添い、不快を解消し快適を提供する企業として貢献してまいります。今後ともご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長CEO