コーポレート・ガバナンス
基本的な考え方
アース製薬は、経営理念「生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する。」に基づき、お客様にとって価値ある製品・サービスの提供によって市場の創造・活性化を図るため、迅速な経営の意思決定、業務執行の監視・監督、コンプライアンスの徹底、適時・適切な情報開示などを行い、各ステークホルダーから価値ある企業として信頼を得ることに努めています。
取締役会の実効性の向上に関する取り組み
経営環境の変化に機動的に対応し、迅速な意思決定と経営における役割と責任の明確化を図るため、取締役の定員数を10名以下(現在は9名)、取締役の任期を1年としているほか、執行役員制度を導入しています。また、監視・監督体制における多様性確保に向けて、外国籍の社外取締役および女性の社外取締役を選任しています。年に一度実施する取締役および監査役による取締役会の実効性評価では、さらなる実効性の向上に向けて課題抽出および解決に取り組んでいます。評価の概要については、ウェブサイトにて公開しています。
こうした一連の取り組みにより、コーポレートガバナンスの充実を図っています。なお、当社はコーポレートガバナンス・ガイドラインを制定し、その内容をウェブサイトにて公開しています。
コーポレート・ガバナンスガイドライン(PDF形式:223KB)
コーポレート・ガバナンス体制の概要
当社は、取締役会及び、代表取締役が主催し、社長から指名された執行役員で構成される戦略協議会において、迅速かつ適切な経営の意思決定を行うことに加え、社外取締役及び監査役が取締役会等の重要な会議上で、第三者的な観点から適切な助言・意見をするなど、監視・監督体制の強化が図られております。また、執行役員制度を採用し、経営における役割と責任の明確化と計画実行におけるスピードの向上を図っております。
当社は独立社外取締役を3名選任し、取締役の総員の3分の1以上を占める体制としております。独立社外取締役は、独立した立場から自らの持つ幅広い見識や豊富な経験をもとに、中長期的な企業価値の向上に資するよう、経営戦略等に対して的確な助言を行うほか、取締役会における重要な意思決定を通じた経営の監督、客観的な判断に基づく利益相反の監督等を行っております。 また、監査役会と内部監査部門である監査部並びに会計監査人の密接な連携により、業務執行や会計等の状況を詳細に把握していることなどを総合的に勘案し、コーポレート・ガバナンスの有効性を十分に担保できるものと考え、現状の体制を採用しております。
コーポレート・ガバナンスの体制図
業務の適正を確保する仕組みの強化
当社では、会社法および会社法施行規則に基づき、当社グループの業務の適正を確保するための体制を整備し、その基本方針をウェブサイト上で公開しています。
また、金融商品取引法に準拠した「内部統制報告制度(J-SOX)」に対応するため、内部統制推進委員会を組織し運営しています。
内部統制推進委員会では、評価対象とする業務プロセスおよび範囲を選定し、当プロセスを分析した上で財務報告の信頼性に重要な影響を及ぼす統制上の要点を識別しており、その要点についての整備および運用状況を評価することで、内部統制の有効性に関する評価を行っています。
2021年は評価の結果、当社の財務報告に関わる内部統制は有効であると判断し、2022年3月に有価証券報告書とともに内部統制報告書を内閣総理大臣に提出しました。
なお、内部統制システムの整備に当たっては、関係法令の制定・改訂の動向にも対応し、継続的な改善を行っています。