持続可能な調達に関する取り組み
お取引先様への周知活動
お取引先様に「調達方針」および「CSR調達ガイドライン」をご理解いただき、当社とともにその内容を実践していただくため、次の活動を進めています。
お取引先様自身のCSR取り組み状況の再認識と継続的な向上のために、CSRセルフ・アセスメント質問表への回答を依頼しています。この活動は2017年より実施しており、2022年6月現在では、お取引先様224社中198社の原材料メーカー・生産委託先から回答を得ています。
これらのご協力をいただいたCSRセルフ・アセスメント質問表の回答・集計結果をもとに、個別面談などでお取引先様と結果を共有し、社会全体の持続可能な発展に貢献していかなければならないと考えています。今後も新規のお取引先様へ、この活動を継続し、また、間接的なお取引に関しても同ガイドラインの主旨に沿った原材料の調達を進めてまいります。
CSRセルフ・アセスメントの回答集計結果
項目 | 得点率分布 | ||||
---|---|---|---|---|---|
A (100~80点) | B (60~79点) | C (40~59点) | D (20~39点) | E (0~19点) | |
コーポレートガバナンス | 52% | 23% | 11% | 13% | 1% |
人権 | 41% | 24% | 13% | 22% | 0% |
労働 | 64% | 20% | 9% | 6% | 1% |
環境 | 60% | 18% | 8% | 14% | 0% |
公正な企業活動 | 56% | 19% | 14% | 10% | 0% |
品質・安全性 | 77% | 13% | 6% | 4% | 0% |
情報セキュリティ | 62% | 24% | 7% | 6% | 0% |
サプライチェーン | 38% | 27% | 13% | 21% | 1% |
地域社会 | 54% | 20% | 13% | 13% | 0% |
バリューチェーンを通じた取り組み
容器や包装材の減量化などの省資源化、リサイクル素材の採用など環境に配慮した原材料の調達を推進しています。また、原材料の納入形態を変更することで省資源化や輸送効率の向上に取り組んでいます。そのためにはお取引先様との連携が重要であり、環境などCSR調達に対する考え方を理解していただきながら進めています。
調達時の環境負荷削減
調達において、生産現場での包装資材ごみの削減を目指し、さまざまな原材料荷姿の仕様変更を行っています。例えば、以前まで「ブラックキャップ」の製品を調達する際、ピローフィルム*ひと巻ごとに段ボール包装をしていたことにより、大量の段ボールを使用していました。
この問題を解決するため、荷姿を再検討し、パレット上で片段シート(底面・外周)やスチレンシート、ストレッチフィルムで対応することにより廃棄物の大幅な削減が可能となりました。
*ピローフィルム:ブラックキャップ函内の製品を覆っている袋の材料
FSC森林認証

2020年より、「バスロマン」の紙缶を全てFSC®認証紙(適切に管理されていると認められた森林から生産された木材や、適切な森林資源の使用につながるその他の原材料を使用して作られた紙)に変更しました。今後も、環境に配慮した責任ある製品をお客様に提供できるよう、製品開発・原料調達に取り組んでいきます。