安心で快適な暮らしに貢献する製品・サービスの提供
安心で快適な暮らしに貢献する製品・サービスの提供
アース製薬の研究開発基本方針
- アース製薬のモノづくりで最も重要なのは「お客様目線」。
- 有用な技術や素材は「誰のために」、「どう使うか」で捉える。
- お客様自身も気づいていない日常生活の課題や不満を見つけ出す。
- 独創的な商品によって、お客様の生活習慣にチェンジをもたらす。
- 安心・安全・使いやすい・わかりやすいにこだわる。
- 社会の役に立つ商品を生み出し続ける。
研究開発の理念
アース製薬の「生命(いのち)と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する。」という経営理念には、役に立つ製品・サービス提供を通じて、お客様の暮らしをより豊かにするという想いが込められており、これが研究開発本部の基本理念にもなっています。
製品開発においては、化学物質管理方針に則り、有用な素材や技術を「誰のために」「どう使うか」の視点を大切にしています。開発の初期段階においてはお客様目線を第一に、独創的で高品質な製品を他社に先駆けて、提供することを目指しております。この方針のもと、お客様や小売店様からの要望、国内外の市場動向、技術動向などに関する情報の入手・調査・分析を行い、スピーディーに、新製品開発および既存製品の改良に取り組んでおります。この日々の取り組みにより、お客様も気づいていない日常生活の課題や不満を見つけ出し、独創的な製品を高い品質と適正な価格で提供し、お客様が潜在的に不自由であった生活習慣に変化をもたらし、社会に役立つ製品を生み続けることを命題としています。
研究開発をするうえでは、温暖化やグローバル化などによる生態系の変化、安全性や人権の保護、環境汚染や資源利用に伴う環境負荷、法規制や経済情勢の変化、テクノロジーの目覚ましい発展など、この先の多様な外部環境の変化を見据えてレジリエンスをもって取り組んでいく必要があります。一方で、研究開発においては、予想されるリスクをチャンスに変えていくことができるとも考えています。
研究開発の推進体制
「お客様目線を第一に、独創的で高品質な製品により、お客様が潜在的に不自由であった生活習慣に変化をもたらし、社会に役立つ製品を生み続ける」を研究開発の基本方針とし、個人やチームだけでなくステークホルダーを巻き込んだ研究開発の推進に努めています。
アース製薬のビジネスのベースとなる商品開発には、開発テーマの自由な発想を大切にし、開発着手から発売までの時間を最大限に短縮して進められる体制づくりが重要と考えます。
取締役会より権限を委譲された執行役員を責任者とした研究開発本部のもと、開発薬事部と研究部の両輪で当社の商品群である虫ケア用品、日用品、園芸用品の開発を行っています。

商品開発に関わる研究分野
虫ケア用品
ハエ・蚊・ゴキブリ・屋内塵性ダニ・ノミ・マダニ・シラミ・トコジラミなど健康被害を及ぼす衛生害虫や、アリ・ハチ・ムカデなどの不快害虫の駆除あるいは忌避を目的とした虫ケア用品の研究開発を行っております。近年の傾向として、特定害虫専用の駆除剤、忌避・予防製品、殺虫成分を含まない製品、さらには使用時の不快感を取り除くため、香りを重視した製品の需要が高まっており、これら特定製品のニーズの高まりにも応えるべく取り組んでおります。
日用品
お客様の健康や、居間・浴室・トイレ・キッチンなどの居住空間の質向上に役立つ製品の提供を目指し、口腔衛生用品、入浴剤、消臭芳香剤、防虫剤、住居関連用品、ネズミ用駆除剤、脱臭・消臭剤、などの研究開発を行っております。
園芸用品
虫ケア用品で培ってきた技術やノウハウを活かし、“安全”、“優れた効果”、“使いやすい”、“わかりやすい”を基本理念に、園芸愛好家の方から初心者の方まで幅広くご使用いただける園芸用品の研究開発を行っております。
共同開発商品
アース製薬では、害虫忌避を目的とし、各企業と共同で研究開発を行っています。付加機能のある製品の開発を目指し、当社がこれまで培ってきた技術を応用し、各企業の皆様とともに、よりよい環境と製品の創造を目指しています。
アース製薬の品質保証基本方針
- お客様満足度の向上と信頼を守る為に、アース製薬製品のお客様目線での品質を保証します。
- 関連法令を遵守したモノづくりを行い、高品質、安心、安全な製品を提供します。
アース製薬は、お客様満足に関して行動指針に定めた項目に基づき、お客様からの相談に対し、正確な情報を提供するとともに、お客様のご要望には誠実に対応します。
アース製薬のお客様相談対応基本方針
1.お客様からの相談は、原則として「お客様のお気づきを活かす窓口部」が対応する。ただし、訪問や面談が必要な場合には、その地域の営業担当者などに協力依頼することもある。
2.お客様からの申し出に対しては「迅速」かつ「誠意」をもって対応する。
また、「お客様のお気づきを活かす窓口部」は以下の実現に努める。
- お客様からの相談に迅速かつ公正に対応し、お客様満足を高める。
- お客様からの声を社内に的確に伝達し、製品や付帯サービスの改善に生かす。
- 社会の動きを敏感に察知し、経営責任者や社内関連部門に情報を提供する。
- お客様対応はアース製薬株式会社存立の根幹と認識し、経営戦略の一翼を担うべく研鑚をおこなう。
- アース製薬株式会社が社会の期待や信頼に応えるべく行動するよう、働きかけていく。
3.特に苦情対応は、すべての業務に優先しておこなうものとする。
4.相談の対応にあたっては、関係する他の部門は組織をあげて支援する。
5.お客様への対応にあたっては、客観性・透明性に努める。
6.苦情等の対応のための経営資源の整備および投入を図る。
お客様のお気づきを活かす仕組みと体制
「お客様のお気づきを活かす窓口部」では「お客様のお気づき」を年報や月報などのレポートやイントラサイト「お客様の声」での社内発信、関連部署が「お客様のお気づき」をその部門視点で調査活用できるようにテキストマイニング・システムの普及を行っています。またそれだけでなく「お客様のお気づき検討会*」をはじめとする「気になる案件会議」「Voice of Customer会議」などの会議で「お客様のお気づき」から起案した改善案の提案・実行を直接関連部署に働きかけています。
特に「お客様のお気づき検討会」は川端社長CEO以下経営陣が参加することで一つの「意思決定」の場として参加者全員が認識しており、その議論は共有された課題の解決を従来のやり方・考え方で改善策を模索していくのではなく「お客様目線」を第一に課題を「検討・可決・実行」していく場としています。
これらの活動は、一つの案件から幅広い階層の社員が「お客様目線」を意識することにつながり、担当部署だけでは気づかなかったことや複数の部署の判断が必要な変更を速やかに行うことができ「アースポリシー」の「お客様目線による市場創造」の実現に向けて大きく寄与しています。
* 公益社団法人 消費者関連専門家会議(ACAP)が望ましいとする経営トップの関与した会議です。

取り組み
アース製薬では、環境負荷の低減や循環型社会の形成に向けて、製品開発、資材調達、生産、物流、販売のバリューチェーン全体で、地球温暖化防止、省資源、廃棄物削減、化学物質の削減や適正管理などに取り組んでいます。
当社は、虫ケア用品を通じて虫を媒介して罹患する恐れのある感染症の予防に貢献します。