アース製薬

サプライチェーンマネジメント

調達方針

  • アース製薬は、全てのお取引先様に対し公正・公平で倫理的な関係を保ちながら、人権・安全衛生・環境に配慮した購買を行います。
  • アース製薬は、お取引先様との信頼に基づいたパートナーシップを構築し、相互で持続的に成長しながら、社会との共生を目指します。

サステナブル調達ガイドライン

  • 購買:法令・規範遵守

私たちは、国内外の法令・国際的条約や社会規範を遵守し、企業倫理に基づいた購買を行います。

  • 購買:製品の安全性・品質

私たちは、製品の安全性と品質を確保するため、要求品質を満たす原材料の購買を行います。

  • 購買:公正取引

私たちは、全てのお取引先様に対して公平に窓口を開き、公正な購買を行います。

  • 情報セキュリティ

私たちは、調達活動に関わる秘密情報・個人情報を厳格に管理します。

  • サステナビリティへの取り組み

私たちは、お取引先様とともに、人権擁護(差別禁止・長時間労働の排除等)・労働安全衛生・環境保全への取り組みを推進します。

  • 得意先との信頼関係

私たちは、お取引先様との信頼関係を構築し、相互の成長を目指した持続可能な取り組みを行います。

サプライヤー行動規範

当社は、サステナブルな社会の実現に向け、お取引先様やその協力業者様との信頼に基づいたパートナーシップを構築しながら、責任ある調達を目指しています。そのため、お取引先様に対しては、現地視察や監査をするとともに、下記「お取引先様へのお願い」の項目の遵守と社内への周知、お取引先様の協力業者様への働きかけを要望しています。

お取引先様への周知活動

お取引先様に「調達方針」および「サステナブル調達ガイドライン」をご理解いただき、当社とともにその内容を実践していただくため、次の活動を進めています。
お取引先様自身の取り組み状況の再認識と継続的な向上のために、CSRセルフ・アセスメント質問表への回答を依頼しています。この活動は2017年より実施し、2022年6月現在では、お取引先様224社中198社の原材料メーカー・生産委託先から回答を得ています。
これらのご協力をいただいたCSRセルフ・アセスメント質問表の回答・集計結果をもとに、個別面談などでお取引先様と結果を共有し、社会全体の持続可能な発展の貢献に努めています。今後も新規のお取引先様へ、この活動を継続し、また、間接的なお取引に関しても同ガイドラインの主旨に沿った原材料の調達を進めていきます。

CSRセルフ・アセスメントの回答集計結果

項目得点率分布
A
(100~80点)
B
(79~60点)
C
(59~40点)
D
(39~20点)
E
(19~0点)
コーポレートガバナンス 52% 23% 11% 13% 1%
人権 41% 24% 13% 22% 0%
労働 64% 20% 9% 6% 1%
環境 60% 18% 8% 14% 0%
公正な企業活動 56% 19% 14% 10% 0%
品質・安全性 77% 13% 6% 4% 0%
情報セキュリティ 62% 24% 7% 6% 0%
サプライチェーン 38% 27% 13% 21% 1%
地域社会 54% 20% 13% 13% 0%
2022年6月

バリューチェーンを通じた取り組み

容器や包装材の減量化などの省資源化、リサイクル素材の採用など環境に配慮した原材料の調達を推進しています。また、原材料の納入形態を変更することで省資源化や輸送効率の向上に取り組んでいます。そのためにはお取引先様との連携が重要であり、環境などサステナブル調達に対する考え方を理解していただきながら進めています。

調達時の環境負荷削減

調達において、生産現場での包装資材ごみの削減を目指し、さまざまな原材料荷姿の仕様変更を行っています。例えば、以前まで「ブラックキャップ」の製品を調達する際、ピローフィルム*ひと巻ごとに段ボール包装をしていたことにより、大量の段ボールを使用していました。
この問題を解決するため、荷姿を再検討し、パレット上で片段シート(底面・外周)やスチレンシート、ストレッチフィルムで対応することにより廃棄物の大幅な削減が可能となりました。

*ピローフィルム:ブラックキャップ函内の製品を覆っている袋の材料

FSC®森林認証

当社はマテリアリティ「持続可能な調達の推進」において、森林認証紙の使用率を目標に掲げています。
2020年より、「バスロマン」の紙缶を全てFSC®認証紙(適切に管理されていると認められた森林から生産された木材や、適切な森林資源の使用につながるその他の原材料を使用して作られた紙)に変更し、その他の紙製の包材にも順次拡大しています。今後も、環境に配慮した責任ある製品をお客様に提供できるよう、製品開発・原料調達に取り組んでいきます。

パーム油への対応

アース製薬は、パーム油やパーム核由来の原料を調達しています。パーム油生産の背景には、自然環境や気候変動への影響、人権侵害、労働環境問題などの様々な課題があることを認識しています。そのため、パーム油およびパーム核由来原料の調達先の選定に配慮し、必要に応じて品質基準に見合った代替原料の検討をしていきます。

サプライチェーンにおける人権への対応

アース製薬は、サプライチェーンにおける児童労働、強制労働、人身売買などは、国際的に容認できない人権侵害と認識しています。児童労働の禁止を含む基本的人権への配慮、雇用や求人における差別の禁止、従業員の人権の配慮、紛争鉱物や人権・環境など社会問題を引き起こす懸念のある原材料の使用の排除など、人権に配慮した「調達方針およびアース サステナブル調達ガイドライン」と「サプライヤー行動規範」を制定し「お取引先様へのお願い」としてすべてのお取引先様へ周知を行っています。

ページトップへ