生物多様性
生物多様性
生物多様性方針(2023年策定)
【基本的な考え方】
アース製薬は、生物多様性が経営上の課題の一つであり、それを保全することが地球(社会全体)と当社にとって長期的な利益になることを認識しています。生物多様性の損失を防ぐため、当社は、「生命(いのち)と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する。」という経営理念に基づき、当社およびサプライチェーン全体で生物多様性の保全とその持続可能な利用に向けて、ステークホルダーと協力しながら以下の取り組み推進に努めます。
【主な取り組み内容】
- 生物多様性に関連する法規制を遵守する。
- 事業活動が生物多様性に与える影響を評価し、その低減に努める。
- 地域の生態系に配慮した事業活動を行う。
- 損失の危険性が高い生物多様性の回復に努める。
- 侵略的外来種*の侵入を監視し、その根絶に貢献する。
- ステークホルダーとの対話や協働により取り組みを継続的に改善する。
- 専門家と協力して生物多様性の知識の向上および蓄積に貢献する。
- 生物多様性に関する情報開示を積極的に行う。
*侵略的外来種とは、外来種の中でも特に地域の生態系に大きな影響を与え、生物多様性を損なう恐れのあるものを指す。
当社は、TNFD Forum、30by30アライアンス、JBIB(企業と生物多様性イニシアティブ)に賛同し、政府や関係当局をはじめとしたステークホルダーと協働で生物多様性の保全に取り組んでいます。
自然環境の保護
地球の生物多様性を守るためには、現状をよく知ることが必要です。 どこに、どのような生き物が、どれくらい生きているのかを知ることは、生物多様性を守る上で必要不可欠なことです。
アース製薬では、生き物が暮らす森を保護するだけではなく、その森に暮らす生き物の調査にも力を入れています。
外来生物の対策
外来生物(外来種)とは、人間によってもともと生息していた場所から別の場所に移された生き物のことです。外来生物によって、生態系や生物多様性、農林業、漁業、人間の健康などに対して、さまざまな影響があると言われています。
アース製薬は独自の知見を活かして外来生物対策に貢献しています。
昆虫種の保存
地球上にはさまざまな生物種が存在し、多様な生態系をつくっていますが、一度絶滅した種はもう二度と戻りません。希少な種(絶滅危惧種)は、数が少なく、生息場所が限られ、環境の変化に弱いことが多いため、これ以上数を減らしたり、環境を悪くしないよう心掛ける必要があります。
アース製薬は絶滅の危機に瀕した昆虫種を保存する活動を行っています。