アース製薬

気候変動への対応 気候変動への取り組み

再生可能エネルギーへの転換

2023年4月1日より、兵庫県赤穂市にある坂越工場内の生産棟で使用する電力を再生可能エネルギー由来の、実質的にCO2を発生しない電力に切り替えました。これにより当社の主力工場で製品を生産するために使用する電力のCO2排出量ゼロを実現しました。

省エネルギーの取り組み

当社が使用するエネルギーの大半を工場・研究所で使用しています。その使用状況を詳しく把握することで、効率的、効果的な省エネルギー活動が実施できると考え、2013年から2016年にかけて全ての工場・研究所に電力の「見える化」システムを導入しました。さらに、そのシステムを活用した社員参加型の省エネルギー活動の推進と定着を図るため、2015年に工場・研究所の各部署から設備などに熟知したメンバーを選出し「省エネ推進員会」を発足しました。各部署で検討、実施した改善事例は月一回開催する推進員会を通して共有し全体に展開することでより大きな成果をあげています。また、アースグループ全体のシナジー効果を創出するため、生産部門の部署毎に分科会を結成し、各テーマの情報交換を行う「アースグループ生産部門交流会」を設けています。各社の改善事例を分科会で情報共有し展開することにより、アースグループ全体の省エネルギー活動にも繋げています。

一人ひとりCO₂排出削減を意識

CO₂排出削減の取り組み
当社は店頭販促のスペシャリスト【EMAL(エマール)】を採用し、全国各地の売り場を装飾し売り場を盛り上げています。売り場づくりに使用する販促物を大量に持ち運ぶため、どうしても車に載せる荷物が多くなってしまいますが、車中の定期的な整理を行い荷物の重量を減らし排気ガス削減に努めています。毎月一度、車内整理報告を行い、社員一人ひとりが環境を意識し日々の業務を行っています。

サプライチェーン全体におけるCO2排出量削減

輸送・物流業務における二酸化炭素排出量またはエネルギー消費量を評価するとともに、輸送および物流段階における、炭素またはエネルギー削減の工程とその効果を省エネ法の定期報告書にて報告しています。
車両効率の向上と積載量・梱包量の最適化に加え、上流のサプライチェーンに関する炭素排出量削減のための定量的化、および、目標設定に取り組んでいます。

赤穂市ゼロカーボンシティ宣言

⽇本政府のカーボンニュートラルに向けた政策や、エネルギーの使⽤の合理化等に関する法律(省エネ法)や地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)を支持し、年 1回、⾏政へエネルギー使⽤量、省エネルギー⽬標の達成状況、温室効果ガス排出量の報告書を提出しています。また当社の主要工場が所在する兵庫県赤穂市では、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指す 「赤穂市ゼロカーボンシティ宣言」を2022年7月に表明し、それを実現するための赤穂市脱炭素推進協議会が同時に発足し、温室効果ガス排出量削減(緩和策)と生じる気候変更の影響に備え適応すること(適応策)を両輪で取り組む必要があると掲げています。これらは当社の気候変動対応への考えや方向性と一致しており、政府機関の情報説明会、その他業界団体などの公聴会などに参加し、得た情報を社内へ共有しています。気候関連方針の策定の際に、GHG排出量削減のための移行計画に反映させ実施しています。当社も意見を求められる立場としても、積極的に参画しています。

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第三者保証

「脱炭素社会の実現」に向けて、サプライチェーン全体の温室効果ガス排出量を把握することの重要性をアースグループ全体で認識しています。2023年度はアースグループ全体におけるGHG排出量算定(Scope1、2、3)を行い、さらに正確性を担保するため第三者保証を受ける予定です。今後も気候変動対応をより強化し、当社グループのGHG排出量を開示するとともに、カーボンフットプリント算定、排出量削減に向けた取り組みを実施していきます。

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