アース製薬

環境負荷の低減

事業における環境負荷

当社では、事業活動における原材料やエネルギーなどの資源(インプット)とその活動で生じる製品や環境負荷(アウトプット)を定量的に把握し、適正に管理するとともに、その低減に取り組んでいます。

第三者検証

当社では、環境データの透明性や信頼性を確保するため、第三者検証を受けています。
2020年度は当社のCO2排出量(スコープ1,2)の80%以上を占める本社、坂越工場、赤穂工場を対象として、算定方法の適切性、数値の正確性について検証を受け、「誤りなし」の意見書を得ました。 今後さらに対象範囲を拡大していきたいと考えております。

バリューチェーンを通じた取り組み

当社では、環境負荷の低減や循環型社会の形成に向けて、製品開発、資材調達、生産、物流、販売のバリューチェーン全体で、地球温暖化防止、省資源、廃棄物削減、化学物質の削減や適正管理などに取り組んでいます。

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製品開発

容器や包装材の減量化、製品のコンパクト化やロングライフ化、つめかえ製品は、原材料の省資源化や家庭ごみの削減になると同時に、輸送段階でも省エネルギーやCO2排出量の削減につながります。このように製品のライフサイクル全体の環境負荷を意識しながら、3R「リデュース(減量)、リユース(再使用)、リサイクル(再利用)」の視点で環境に配慮した製品開発に取り組んでいます。また、天然由来成分や環境負荷が低い素材を使用した製品も拡充しています。

資材調達

容器や包装材の減量化などの省資源化、リサイクル素材の採用など環境に配慮した原材料の調達を推進しています。また、原材料の納入形態を変更することで省資源化や輸送効率の向上に取り組んでいます。そのためにはお取引先様との連携が重要であり、環境などCSR調達に対する考え方を理解していただきながら進めています。

生産

工場では、省エネルギー、廃棄物削減、節水などの環境活動も、生産現場のムダを取り除く「カイゼン提案活動」の一環と認識して、社員一人一人がさまざまなアイデアや意見を出し合いながら長年取り組んでいます。また、薬剤などの化学物質に関しては、取扱量・製品含有量などの収支管理、作業者への安全教育、漏えい対策・訓練など徹底管理のもと、安心・安全な製品づくりにつなげています。

物流

輸送時のCO2排出量を削減するため、物流の委託会社と連携して、輸送効率の向上を図っています。積載効率のアップやモーダルシフトの拡大、物流拠点の最適化など、今後も、より効率的な物流に取り組みます。

販売

社有車にハイブリッド車など低燃費・低排出ガス車を採用するとともに、営業活動で運転する際はエコドライブや効率的なルート選択などの実施により、車両からのCO2排出量の削減に努めています。また、季節製品が売れ残ると返品され廃棄物につながることから、代理店様、小売業様と連携し、適正な需要予測に基づく適切な製品導入と売り場づくりに取り組んでいます。

<トピックス>
ロングライフ化

製品のロングライフ化はお客様の利便性向上だけでなく、省資源や家庭ごみの削減にも寄与できると考え、既存の商品も少しでも長く使えるよう改良を重ねています。ゴキブリ用毒餌剤「ブラックキャップ」シリーズは2019年にリニューアルし、効力が従来の6カ月から1年に進化しました。

カイゼン提案活動

これまでの活動のさらなる推進を図るため、各部署から若手メンバーで構成されたカイゼン推進プロジェクトを2 0 1 9年に立ち上げました。「便利グッズコンテスト」など、新しい活動を進め、ONE TEAMのもと、提案数は前年を超え5,290件(前年比114%)、その効果金額は2,720万円です。今後も職場改革を進めていきます。

賞味期限の延長

製品の環境負荷低減を意識した製品開発の一環として、美容・健康食品部門においても、世界的な課題のフードロス削減へ貢献すべく、取り組みを実施しています。原材料、製造過程を見直すことにより、「プラセンタCゼリー」など6製品で賞味期限を18カ月から25カ月に延長しました。今後、他製品についても賞味期限の延長に取り組んでいきます。

調達時の環境負荷削減

調達において、生産現場での包装資材ごみの削減を目指し、さまざまな原材料荷姿の仕様変更を行っています。
例えば、以前まで「ブラックキャップ」の製品を調達する際、ピローフィルム*ひと巻ごとに段ボール包装をしていたことにより、大量の段ボールを使用していました。
この問題を解決するため、荷姿を再検討し、パレット上で片段シート(底面・外周)やスチレンシート、ストレッチフィルムで対応することにより廃棄物の大幅な削減が可能となりました。

*ピローフィルム:ブラックキャップ函内の製品を覆っている袋の材料

エネルギーの見える化

エネルギーの見える化で効率的な省エネを実現

当社が使用するエネルギーの大半は工場・研究所で使用しています。その使用状況を詳しく把握することで、効率的、効果的な省エネルギー活動が実施できると考え、2013年から2016年にかけて全ての工場・研究所にて、電力使用状況などの「見える化」を図りました。

「特集2. 廃棄物の削減に向けて」を見る

社員参加型の省エネルギー活動

「見える化」システムを活用した社員参加型の省エネルギー活動の推進と定着を図るため、2015年10月には工場・研究所の各部署から設備などに熟知したメンバーを選別し「省エネ推進員会」を発足しました。月1回の推進員会を通して、改善内容をお互い共有、展開し、さらに大きな成果を創出できるよう活動の推進を図り、工場・研究所における省エネルギーの取り組みの中心的な役割を担っています。

アースグループ全体を通しての省エネルギー活動

アースグループ全体のシナジー効果を創出する取り組みとして、生産部門の部署毎にチームを結成し、分科会形式で各テーマの情報共有を行う「アースグループ生産部門交流会」を設けています。省エネ推進員会で取り上げた具体的な事例を分科会で情報共有することにより、アースグループ全体の省エネルギー活動につなげています。2020年には、省エネ推進員会で「効率的・効果的な活動」、「アースグループ各社への展開」、「継続性」の3つの観点で議論し、工場におけるエネルギーの使用割合が高いエアについて、漏れを撲滅する活動を開始しました。この活動を実践するに当たり過去の取り組み事例から問題点の分析を行い、効率的なエア漏れ箇所の発見と漏れ量の把握が必要であると考えました。そこで、「さまざまな箇所で使用可能」、「容易に持ち運び可能」、「誰でも使用可能」をコンセプトにエア流量計測装置の内製化をい、省エネ推進員を中心としたエア漏れ撲滅活動を実施しています。この内容は分科会で情報共有し、アースグループ全体の活動として継続的に取り組みを行っています。

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