アース製薬

トップメッセージ

世界の人々の安全で快適な暮らしに貢献していくために

マインドチェンジし、新たな変化に立ち向かう

2020年は、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大からはじまり、未だ先の見えない状況が続いています。アースグループは、除菌剤やマスクなど感染症対策に強みを持つ事業があることから業績には大きな影響がなく、社員にも最大限の安全対策を徹底しながら事業を続けることができました。また、以前よりBCPの観点から原材料の調達先を分散していたこともあり、製品の提供を継続でき、サプライチェーンでの柔軟な対応が重要だと改めて認識することができました。

一方、緊急事態宣言が発出されて以後は、働き方をはじめ世の中は大きく変わりました。「新しい生活様式」に沿って、私たちもしっかりとマインドチェンジしなければなりません。予測を超えた事態にも対応できるよう、これまでのスタンダードも見直していく必要があります。消毒剤の使用が増えていますが、使うシーンによってスプレーボトルの形状を使いやすく変えるなど使いやすい製品を開発するのは当社の得意とするところですから、機会を逃さずにやっていきたいと思います。

アース製薬は「虫媒介の感染症対策」に注力することを使命としており、事業そのもので社会の課題解決に貢献してきました。今後は範囲を拡大して、予防も含めた「感染症のトータルケアカンパニー」となることで、さらに存在価値、企業価値を高めていきます。そのためにも、社員一人ひとりが「世の中に貢献している」という高い意識を持って自らの成長を促し、業務に取り組んでいくことが重要であり、そうした環境を整えることが経営の課題でもあり、CSR活動推進の課題でもあります。

変化に柔軟に対応することが成長につながる

アース製薬は、2012年から相乗効果を期待したM&Aを積極的に行っており、新製品の開発や新たな市場開拓に成果を上げています。グループ各社がそれぞれに強みを持っていますが、グループ一体となって目標に向かって取り組むことでより社会に貢献できるという意識を持ち、外に向けてもアースグループとしてメッセージを発信していくことが大事だと思っています。

企業文化の融合もゆるやかに進んでおり、グループを超えた会議や人事交流、役員の入れ替えなどもフレキシブルに行っています。組織という枠組みにとらわれず、個々に適した部署で能力を発揮することで、グループ全体を活性化させるという効果もあり、今後は海外も含めて活発にやっていこうと考えています。

世の中の声に耳を傾け、期待に応える

新型コロナウイルスの影響により、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催が延期となりました。オフィシャルパートナーとしては残念ではありますが、東京大会の開催は東日本大震災からの復興のシンボルでもあり、その大会をサポートするという意義を前向きに捉え、虫ケア製品のトップメーカーとしての使命感を持ってサポートを継続していきます。

2020年7月には、女子プロゴルフツアー「アース・モンダミンカップ」の開催もメディアで大きく取り上げられました。このような時期にスポーツの力に勇気づけられる人は多いと思いますし、役に立てるのであればなんとか応えようということから開催を決意しました。誰もがこの状況は無理だと思っても、なんとかできる方法を模索する姿勢が、アースグループにはあります。そして、開催後には多方面から評価もいただきましたし、今後の感染症予防対策などについても大変良い経験になったと思います。

ESGへの取り組みを強化し、企業価値を向上させる

昨今、ESGへの取り組みが企業の評価につながっていますが、アースグループがこれまでに取り組んできたことを改めてそのくくりに照らし合わせると、すでに実践していることが多くあります。今後はそれらをさらに進化させて強化していきます。

私は常々、事業として行っていることが、社会に貢献し、さらに企業価値の向上につながること、すなわちCSVを意識することが大切だと言ってきました。感染症をトータルにケアしていくためには、自社だけでは難しいこともあります。大学や研究機関、ベンチャー企業、自治体を含む異分野の持つ知見を組み合わせ、オープンイノベーションでやっていくことで感染症を含む社会課題の解決につなげることが可能であると考えています。

一方では、アースのポリシーでもある「お客様目線による市場創造」に直結する「お客様の声」というものも大事にしています。そのために「お客様のお気づきを活かす窓口部」を社長直轄の部門として上位に位置づけ、そこで得られた情報は社内に広く発信し、製品開発に活かすしくみづくりも行っています。

世界から感染症をなくしたい

2014年ころから日本では毎年異常気象が続いており、企業経営にも影響が出ています。もはやそれが当たり 前という姿勢で経営に臨まないといけません。リスクマネジメントの意味からも、ASEANをはじめ必要とされる国でも役に立ちたいという思いからも、海外での事業展開を進めています。

また、ものづくりの企業として「環境保全」という課題に対してはあらゆる面に関わっており、アースができることは全部やるという意志を持って取り組んでいます。環境対応以外の社会課題解決に関しても、SDGsが示す目標をCSR活動に取り込み、事業と対応させながら取り組んでいきます。

アースグループは、過去の成功体験に固執せず、時代の変化に柔軟に対応し、常に変化を続ける――これからもそうであり続けることで、世界中で感染症に苦しむ人々へ予防対策を示し、安全で快適な生活環境を実現することで社会に貢献し、持続的に成長していきます。

代表取締役社長CEO
川端 克宜

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